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お元気でお過ごしでしょうか。
◆秋がいよいよ深まってきたようです。 今夏は記録的な猛暑が続き、残暑も長く厳しかっただけに、本格的な秋が来るだろうかと思われましたが、逆で、少しでも涼しくなりだすと秋の気配が夏を蹴散らしながら駆け足でやってきたように感じられます。 私だけの錯覚でしょうか…。
◆先日、関西出張のついでに京都にいる長男のところに寄りましたが、嵐山付近はまだこれからでしたが、鞍馬や貴船方面の紅葉はシーズン入りしたように見えました。鞍馬寺の本殿まで登ると見事な彩りに恵まれました。 本県でも、先月の「焼酎蔵ミステリーツアー」で行った霧島山麓は、日中は温暖でも朝夕は結構ヒンヤリとして、標高が高くなるにつれ木々が紅葉や黄葉を始めつつあるように見えました。今月半ば過ぎには見頃を迎えるのではないでしょうか。
◆ところで、通常ならば本県では台風数個が接近あるいは上陸してから秋本番を迎えるのですが、今年は1個も来ませんでした。 しかし、それは間違った見方かもしれません。先月10/20に奄美地方を襲った史上空前の集中豪雨は、奄美大島の東側海上に発生した一種の「豆台風」と本島の急峻な地形が一因だった可能性があると、管区気象台の見方が示されました。(朝日新聞10/26付) 丁度、奄美付近には前線が停滞し、南からの暖かく湿った空気を反時計回りに吹き込んでいたとのことで、この前線は当時フィリピン方面にあった台風13号から連なるものでした。 やはり、台風はやって来たのです。しかも、甚大な被害を残しました。 被災された皆様に心からお見舞いを申し上げます。
◆なお、黒糖焼酎関係では、数軒の御蔵が一部床下浸水や道路・情報網の寸断などで一時業務に影響が出たものの大きな被害は受けなかったようです。 四季の国、日本。そして、温帯から亜熱帯の気候を持つ鹿児島県。この気候的多様性の利点を活かして様々な作物を育て、その恵みから焼酎をはじめとするお酒を造って飲んできた日本人。 いよいよ、自然に対する感謝と畏敬の念を感じないではいられません。 そういう秋になりました。
【追伸】 いよいよ、焼酎「Be Kagoshima2010」の製造を11/16(火)早朝から始め、 12/2(木)昼過ぎまでの17日間行ないます。 期間中、見学などご希望の方は弊店までお問い合わせください。 11/23(火・祝)には『仕込み体験会』も予定しております。 |
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